一日に必ず行く場所といえば、トイレもその一つでしょう。
世界トイレ機関(WTO)が調査したところ、生涯でトイレの中で過ごす時間は3年にもなると推定されます。
普段頻繁に使うトイレだからこそ、こまめな手入れは必須です。
手入れを怠ると、余分なクリーニング代がかかる可能性があります。
今回は賃貸物件にお住まいの方に向けて、トイレ掃除に関するポイントをご紹介します。
賃貸物件のトイレ掃除~契約書で確認しよう!
汚れといっても、2つに分けることができます。
1つ目は、普通に生活する上で発生する汚れです。
この場合は、貸主が修繕することになっています。
しかし、あまりに汚れが酷いときは、過失や故意によって付けられた汚れと判断され、トイレのハウスクリーニング代が発生します。
このときに肝心なのが、どこまで通常の劣化になるのか、明確な基準が定められていないところです。
そうすると契約書を確認して、どこまで掃除するのか判断しなければいけません。
たとえば、契約書に原状回復にかかる費用は、借主が負担すると明記されているならば、こまめに掃除をしていようが、ハウスクリーニング代が発生します。
綺麗にしていたのに、なんでクリーニング代がかかるの、とならないように、契約書はよく確認しておきましょう。
賃貸物件のトイレ掃除~掃除をするポイントは?
普段からまめにトイレ掃除をおこなっていれば、引っ越しの直前になって慌てて掃除をする必要はありません。
しかし、まめにトイレ掃除をする人は少ないと思います。
まめにしていても、よく洗えていないところには、しつこい水垢や黒ずみ、尿石による黄ばみが発生している可能性があります。
洗い忘れがちな箇所は、便座のふちです。
トイレ用の洗剤を使い、トイレブラシで入念に洗うことで、目立つ汚れは無くなるでしょう。
トイレブラシも、現在は使い捨ての商品が発売されているので、衛生面にとくに気を使っている方におすすめです。
また、見落としがちな箇所としては、水洗レバーがあります。
直接的に用を足す箇所ではないため、洗う必要がないと思うかもしれません。
しかし用を足したあと手を洗わず直接触っているのが、水洗レバーです。
長い間、洗うのを忘れているならば、多くのバイ菌が繁殖しているかもしれません。
余分な請求の心配をする前に、自身の健康についてよく考えて、洗い忘れがないように掃除しましょう。